2008-12-15[n年前へ]
■この世でいちばん大事な「カネ」の話
西原理恵子の「この世でいちばん大事な「カネ」の話」を読んだ。西原理恵子の叙情的なマンガを、「ぼくんち」「うつくしいのはら」を生んだモチーフ、そんなマンガの底にあるモチーフが訥々と語られている。
文字が大きい本だから、あっという間に読めてしまうかもしれないけれど、読んでいる本をふと汚してしまったり、やっぱり一人部屋で読んでみたくなったりするかもしれないから、買ってみても良いかもしれない。
才能なんて、だから天賦のものではなくて、ほとんどあとからもらったものだと思う。
でも、そんなにも劣悪で、人生に対する諦めだけを教えられる環境に生まれても、なお、自分で自分の人生をつくろうとする子どもがいる。
なぜ、その子に、そんなことができたんだと思う?
「希望」を諦めてしまうことを、しなかったから。