hirax.net::inside out::2009年09月13日

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2009-09-13[n年前へ]

エクセルで「ランダム・ウォーク」アニメーション 

 「Excelでランダム・ウォークを計算させ、アニメーションさせる」と結構気持ちが良いものです。下の動画は、Excelで50個の粒子をランダム・ウォークさせている動画です。動画が始まって数秒した辺りから、計算が始まり、粒子がブルブル振動しながら拡散していきます。



この計算・グラフ表示は、(マクロ機能は使わずに)Excelの反復計算機能を用い、反復計算の回数は1回、計算タイミングは手動し、F9キーを押しっぱなしにすることで、行っています。Excelファイルは、RandomWalk.xls(35kB)としてダウンロードできるようにしてあるので、それで実際に試すことができるようになっています(反復計算の設定は上記通りにしておいてください)。

 計算の中身は、各粒子のX,Y座標を示すセルに対し、(単純に書くと)「自分のセル=自分のセル+乱数(-0.5~0.5)」と入力してあるので、反復計算を1回するたびに、各セルの値が少しランダムに動いていく・・・という具合です。

 最左上のセルは、計算内容をリセットするためのフラグです。0を入力して、F9を一回押すと、計算内容がリセットされます。ランダムウォークの計算をする時には、この最左上セルに1を入力し、F9を押せば(押し続ければ)刻々と計算が実行され、グラフ上でランダムウォークのアニメーションを眺めることができます。最左上のセルの値を「各粒子のX,Y座標を示すセル」にかけているので、(反復計算を行った後でも)計算内容のリセットを行うことができる、というわけです。

 Excel作業につかれたとき、粒子たちに「ランダム・ウォーク」をさせ、プルプル震えながら動いていくようすを眺めてみると、何だか少し疲れがとれるかもしれません。

エクセルで「ランダム・ウォーク」アニメーション