2003-03-25[n年前へ]
■色んな世界はとても広く、少し狭く
「はてな?のおとなりアンテナが面白いよ」とアドバイスされ、そう言われたらぜひ試して見なきゃね、と思ったのはほんの少し前のことだった。そして今週末には、はてな?を作ってる人のとこに遊びに行くことにしたなんて、そんなことを振り返って考えてみると、少し不思議な気持ちになったりもする。世界はとても広いようでもあるし、だけど少し狭いようでもあるし、何かちょっと不思議だ。
先のアドバイスを私にしてくれた人は、そんな風に自分が(少なくとも私にとってはとても面白い)ドミノを倒したなんて意識をしてもいないのかもしれないし、自分がそんなキッカケを作ったなんて意識していないし、自分にそんな力があるなんて意識していないのかもしれないけれど、色んな世界はとても広く、だけど少し狭くするのはそんな人のおかげなんだけどなと、とても感謝してみたりする火曜日。
■小中高校の生徒が考える次世代電卓の機能
こっちもhpのHP Calculators WevZone。小中高校の生徒から、次世代電卓の機能についてのアイデアを募るコンテスト。
■結城さんでさえ…。
結城浩さんのサイトでさえキッズgooのフィルタリングに拒まれる(ページもある)のである。当たり前だが、キッズには入れない大人のサイトは多いのである。大人の世界はキッズの世界よりもずっと広いのである。
とりあえず、どの単語が原因かをキッズgoo危機一髪でささっと調べてみようとすると、「キッズgoo危機一髪」自体がNGになってしまっているようで、どの単語が原因だか判らなかった。他にも「キッズgoo危機一髪」みたいなチェッカーはあったかな?と思ったところでタイムアップ…。
■社内電子メール分析で人間関係を図式化
従業員間の電子メール交換のパターンを調べることで、社内の公式/非公式コミュニティを容易に特定するというHewlett-Packard(HP)の研究者が行った調査。 前にそんなことをするシェアウェアもあったように思うが、図式化というだけではちょっと当たり前すぎる話で、肝心なところは「どのようにコミュニティ分けするか」「どのようなコミュニティだと判断するか」というところだろうか?
2004-03-25[n年前へ]
■人の作業にプロファイラーで「エクセルは一日三十分までよ」令
少し前に、作業をしている人のPC(作業専用PC)にプロファイラー(ex. PC EYES)を入れてもらった。その作業用PCで、どんなアプリケーションをどの程度の時間使っているか、どんな作業をしているかを調べてみたのである。例えば、何回キーボードを押したり、マウスを何回クリックしたかなんて調べてもらったわけだ。
プログラムを作る際に、実行速度を上げたりすることを目的として、プロファイラーを使うことも多いだろう。そんなコンピュータ・プログラムの効率化・スピードアップと同じような目的のために、つまりはその人の作業時間を短くするために人間がPCに向かっている作業に対してプロファイラーを使ったわけである。「こんなソフトを入れられるなんて、そんなソフトで最適化を迫られる側からするとそれはとてもイヤだろうなぁ」とは思うのだけれど、(人間様がしている作業を)最適化してスピードアップしないとパンク状態を解消できないし…時間泥棒は大群で攻めてくるし…というわけで背に腹は替えられなかったりしたわけである。ヒドイ話なのかもしれないけれど、人の作業にオプティマイズオプションをつけなければイケナイわけなのである。
で、そのプロファイラーの結果を見てしみじみ思ったのが、「エクセル=時間泥棒犯人説」なのだった。 …エクセルのような表計算ソフトは「見た目に判りやすい」というのはとても素晴らしい点だとは思うのだけれど、数値からなる表を作ったりグラフを作成したりする分にはむやみに人間に時間を掛けさせていることが多いなぁ、ということをその結果を見てつくづく感じたのだった。初めて見るデータをいじってみるには悪いツールではない(それどころかとても素晴らしいツールだと思う)のだけれど、ほとんど同じ(だけど少しだけ違う)ような作業を繰り返しする人にとっては覚醒剤のように害のあるツールだなぁ、と思ったのだった。少なくとも、オプティマイズ・オプションをつけなければイケナイ状況ではなんともマズイものだなぁ、と思ったのだった。
エクセルを使って、数値からなる表(あくまで数値表)を作ったりグラフを作成したりする場合、エクセルは何だかやたら人間に対して同じような(だけどホンの少しだけ違う)作業を繰り返しさせている。逆に言えば、その作業をしている人は飽きることもなく、実験データやら何やらを一生懸命入力したりグラフにしたりしている。もちろん、その人は真面目に一生懸命作業をしている(つもりな)わけなのだけれど、哀しいかなその作業はプロファイラーを通すと最適化されるべき対象に捉えられてしまうのである。最適化オプションを付けて下さいね、と言われてしまいそうな作業に見えてしまうわけである。…で、とりあえず(半分だけ)冗談で「エクセルを使うのは一日三十分までよ」なんて言っているわけだけれど、どうしたものかなぁ…。プロファイラーで最適化対象にされちゃうなんてイヤだろうけどなぁ…。
■「こんいちは。私はスティーブン・セガールです」
最近、スティーブン・セガールくんから毎日SPAMが届く。
こんいちは。私はスティーブン・セガールですではじまり、
取除きなさいか ここにかちりと鳴らしなさい。で終わる自動翻訳をさらにヘンな添削をしたらしきメール。「こんいちは」「取除きなさいか」って言われてもなぁ。
2005-03-25[n年前へ]
■立体「ドガ 踊り子」ノート
Thyssen-Bornemisza 美術館の中のショップで買ったという、ドガの「踊り子」をレンチキュラー法で立体表示したノート。
2006-03-25[n年前へ]
■沼津千本浜
レンダラーを作成しながら、沼津千本浜で海を見ながら一休み。綺麗な景色を撮ってる途中にHD CFカードが読めなくなる。これは、この前、派手に落としたからだろうか?それとも、その時にEOS Kiss Digital N側が壊れたのだろうか?…というわけで、綺麗な景色を眺めたけれど、ここに張れないのが残念。
レンダラー・プログラミング&レンダリングをゴリゴリ続けていると、今度はThinkpadがアッチッチになり始める。そして、(T4xシリーズ特有の持病である)Fanエラーが頻発し、液晶画面にノイズが入り始める。
■「男と女のデート大戦略(アルゴリズム)」をプログラムで語るスレ
Tech総研ブログ 平林 純@「hirax.net」の科学と技術と男と女に「男と女のデート大戦略(アルゴリズム)」をプログラムで語るスレ 〜 オープン・ソースで「デート」支援 〜を書きました。
「男と女の間のデート戦略アルゴリズム」をプログラム言語で考えてみょう!という、ぽいんつさんをリスペクトしつつ(インスパイアされた)話です。プログラミング言語でデート戦略(シナリオ)を書けば、デートの作戦や考え方や(自分が予想する)相手の対応がすっきりわかりやすくなるでしょうし、何より面白そうです(理系的には)。
「誰もが活用できるデート戦略(アルゴリズム)」をオープン・ソースで開発してみることにしましょう。
float Men::interest(Person *one) { if( type==OPPAI_SEIJIN ) // 胸星人 retrun one->bust; // 興味は相手の胸の大きさが全て… }
float Women::judgeOne(Person *men) { switch (mensInterest)){ if(OPPAI_SEIJIN) return HATE; else if (PERSONALITY) return LIKE; }
double dispatchingで実装した方がいいのでしょうが… あくまで自立オブジェクトとして考えなくてはならないところが難しい
オブジェクト間での、コミュニケーションが上手くいくかどうかの問題にも繋がってきそうな。つまり、相互作用における相互参照に不正確・不確実さが入り込んでくる…という。
でもって、コミュニケーションに不正確・不確実性・確認の困難性が入り込んでくる場合、double dispatch がそもそも可能か…
■「こんな人になりたい」
森山和道 氏の日記を読みに行き、そこで父の名前に出会う。実に親不孝な息子を持ったわけだが、元気にしているのだろうか。ふと、父が書いた「こんな人になりたい」という一節を読んで、考え込んでしまう。
こんな人になりたい。
1. 心が卑しくないこと
2. 優しく広い心を持つこと
3. 日本語がしっかり話せること
4. 他人がいやだと思うことをしないこと
5. 静かであること
6. 自分で考えること
そして楽しくあること
2008-03-25[n年前へ]
■「ひょっこりひょうたん島」に上陸する
「我入道」で書いた大山巌の別荘跡は「ひょっこりひょうたん島」の浜辺にある。海辺に位置する牛臥山は、少し昔はれっきとした島だったのだけれど、その牛臥山の地形はひょっこりひょうたん島の地形にそっくりだ。だから、ひょうたん島資料館を、牛臥山近くに作ろうというプロジェクトすらあるくらいだ。
いつも生活している街並みから、ぽっかり浮かんで不思議にズレているような場所がある。毎日歩く道先にあるはずなのに、普段はなぜか辿り着けない。
「我入道」
少し前、大山巌の別荘跡を守る「陸に浮かぶ孤島」の牛臥山に登ってみた。古い神社の横(あまりに定番の場所だ)にひっそりと、定期的に人が歩いているように見える道があって、その草木が折られている箇所を登っていくと、ひょっこりひょうたん島ならぬ牛臥山のてっぺんにたどり着いた。地面近くの草に足をひっかけて転んでしまうと、何だか数十メートルくらい滑落してしまいそうな感じだった。
頂上近くから「大山巌の別荘跡」を見ると、そこは普通の公園になっていた。まだ、どの入口も封鎖されているから、「毎日歩く道先にあるはずなのに、普段はなぜか辿り着けない場所」ではあるのだけれど、けれど、かつてのような不思議な場所・歴史の中のエアーポケットに遺失物として置かれたままになっている場所とは違ってしまっている。
大山巌たちが海を眺めた別荘跡、彼らが歩いた石垣や階段跡を散策することができる。三方を急峻な山に囲まれ、残りは海が広がり、そして現在は誰もいない場所は不思議な空間そのものだ。
「我入道」
しばらくすれば、我入道にある「大山巌の別荘跡」は、交通標識に沿っていけば、迷わず誰でも行くことができる場所になる。あるいは、干潮時の岸壁沿いを通ってたどり着いたとしても、そこには「普通の整備された公園」があるだけだ。
我入道という地名は、船に乗った日蓮上人が「ここが我が入る道である」と言って上陸したことに由来する、という。日蓮上人と違う私たちは、自分たちが進む道を簡単に決めることなどできない。考えて時に迷い、時には何も考えずに、ただ歩く。そして、そのルートが「自分が歩いた道」「我入道」になっていくだけのように思う。最初から最後までアスファルトで整備されているような「ルート」があるのかどうかは、幸か不幸か知らない。けれど、もしもそんなルートが現実にあったとしたら、それは単に鋳造されたポインタのない「線路」に過ぎなのかもしれない、とも思う。鋳造された線路と、先の見えない獣道のどちらがいいのかは、わからないけれども。
「我入道」
2009-03-25[n年前へ]
■エクセルのワークシート・サイズを広げて欲しい!?
表計算ソフトであるMicrosoft Office Excel を使わざるをえない状況になった時、ワークシートのサイズ上限が小さくて困ることがある。あるいは、めんどくささを感じることがある。次に示すように、最近のバージョンでは、サイズ上限が広げられてはいるものの、それでも少ないと感じてしまう。
- バージョン2007: 65536行(縦)×16384列(横)
- バージョン97,2000,2002,2003: 65536行(縦)×256列(横)
では、バージョン2007以降、つまり、1048576(修正前:65536)行(縦)×16384列(横)であれば良いか、というと時系列データを扱うには、データ数が1048576(修正前:65536)行個では全然足りないということが多いと思う。たとえば、1nsごとにデータを取得したデータがあったとしたならば、1048576(修正前:65536)行個のデータはたった1.048576秒(修正前:0.065秒)に過ぎないのである。
データ解析をするときには、「数は力」である。「力」というと誤解を生むかもしれないが、データは多くの量を扱えば扱うほど、とても素直な性質を見せてくるのは、事実である。
エクセルをメインで使う人が(まだまだ)とても多いこの世の中、エクセルのワークシート・サイズをもっともっと広げて欲しい、と思う。
(Ver.2007 行数の修正を行いました)
2010-03-25[n年前へ]
■笑いを止められない”怪作”「大河ドラマ入門」
地下鉄大江戸線の中で、新書を読みながら、不気味に笑い声を発する人を見かけたとしたら、それは私だったかもしれない。
私が手にしていた本は、小谷野敦「大河ドラマ入門 (光文社新書)」というもので、一言で言うなら、これはまさに「怪作」である。著者人による大河ドラマ出演者たちのイラストが最高に面白い。そのイラストを見て「大笑いする」というのが、まずは、この本を一番楽しめる読み方だと思う。
本屋に並ぶ本、あるいは、同人誌として売られる本、どんなイラストを基準にしても「ここまでヒドいイラストを見たことはないかも!?」と思わせるほどの超異次元の「イラスト」を眺めていると、「笑い」を堪えることは到底できないはずだ。(6点ほど、他の人によるイラストがある。それらは、それは素人にしては、なかなかに巧いと思う)。このイラストを眺め、そして、大笑いするためだけにでも、この本を手に取ってみる価値はあると思う。
たとえば、下の写真はそんなイラストの一部である。この4人が誰だかわかるだろうか。確かに、冷静に眺めてみれば、それぞれの人に似ているようにも見える。しかし、これは人間というより河童か何かの妖怪を描いた図に見えてくる。そこが、無性に面白い。基本的に、この本のイラスト群は、妖怪大図鑑である。
ちなみに、上の写真のイラストは、左から「斎藤洋介」「榎本明」「草刈正雄」「小池栄子」である。こういったイラストを、疲れた深夜に眺めたら、もう笑いが止まらなくなると思う。
2011-03-25[n年前へ]
■「カーテンを重ねるのは非効率」の法則
「窓とカーテンのサイズが合っていない」ということもあると思います。引っ越しをした時、以前買ったカーテンを使い続けていたりしようとすると、そういうことが頻繁に起きてしまいます。
「窓よりカーテンが大きい」「窓をカーテンがすべて覆うことができる」ような場合は、カーテンの余った部分を折りたたむだけですみます。しかし、「窓の方がカーテンより大きい」「カーテンが窓の全てを覆うことができない」場合、(外から部屋の中を見えないようにするという)不透過性や(外から差し込む太陽の光を遮るという)遮光性が低下することになります。
今朝、窓より小さな面積しかないカーテンの隙間から、朝の太陽の光が差し込んできました。その光で夢の世界から覚めつつ、『もしも一片の「布切れ」があるならば、窓のどの部分に配置すれば、一番部屋を暗くすることができるだろう?』と、ふと考えました。
「カーテンが覆っていない部分」を布で覆うと部屋を効果的に暗くすることができるわけです。しかし、時に「カーテンは光を100%遮ることができるわけではないので、カーテンの部分に(さらに)布で防御しても、やはり十分に暗くなるのではないか、という考え方もあるかもしれません。
その考え方は、もちろん間違っています。カーテンや布が光を50%減らすことができるとしたら「何かに覆われていない部分を布やカーテンで覆えば、光を100%から50%まで減らすことができる」(つまり窓から差し込む光の半分を減らすことができる)のに対して「すでにカーテンで遮られている部分を、さらに布で覆ったとしても、(すでに100%の半分にまで減っている)50%の光を25%にする」ことしかできません。窓から差し込もうとする光の4分の1しか減らすことができないわけです。カーテンを重ねるのは非効率なのです。
光を遮るときでも、花粉症緩和のために空気フィルタを取り付けるときでも、この「カーテンを重ねるのは非効率」の法則は成り立ちます。「○×%減らすことができる」というものがあれば、なるべく重ならないよう、それを言い換えるならば、覆われていない「穴」の部分をできるだけ覆うようにすれば、一番効率的に遮ることができます。
窓から差し込む太陽の光と、窓ガラスの表面で光る黄色い粉体を眺めつつ、寝ぼけた頭でそんなことをムニャムニャ考えたのでした…。
2013-03-25[n年前へ]
■ノートPC付属のWebCamで「脈拍検出」をしてみよう!?
テレビ画面に映るアイドルの「胸のドキドキ」がわかる未来!?で書いた「カメラ画像からの脈拍推定」を、MacBook AirのFaceTimeカメラ(Webカメラ)を使い・Mathematicaでコードを書いて試してみました。
まずは、下のようなMathematicaコードを書き、1秒に10回のペースで10秒間にわたりカメラから画像を取り込み(カメラにかざした手のひらを撮影し)、そして、撮影画像の「緑←→赤」方向の色成分を抽出し、10秒間の色変化をグラフにしてみたのです。
Pause[5]; (* 手をかざすまでの待ち時間 *) img = Table[ Pause[0.1]; CurrentImage[], {100}]; lab = ImageData@(ColorConvert[#, "LAB"]) & /@ img; bImg = Table[ Map[(#[[2]]) &, data[[i]], {2, 2}], {i, 1, Length@data}]; ListPlot[ (Apply[Plus, Flatten[#] ]) & /@ bImg ](Webカメラに手をかざしつつ)このコードを実行した結果が、下に貼り付けたグラフです。横軸がフレーム数(10フレームで約1秒です)で、縦軸が「緑←→赤」方向の色成分量です。
10秒間に12間程度の色変化が見て取れます。…ということは、1分間あたりに換算すると70回程度の「色振動」が生じています。
…なるほど、これが脈拍を反映した肌の色変化なのかもしれません。今この時点のわたしの脈拍は70(回/分)程度のようです(点滅を高速に繰り返す照明周期と撮影周期のビートが生じていないか?という点は気にかかりますが)。
ノートPC付属のWebCamがユーザの脈拍検出も容易にできるようになると…「やってみたい面白いこと」がたくさん頭に浮かんできますね。
2014-03-25[n年前へ]
■激辛な食べ物も、キンキンに冷やしたアルコール飲料があれば怖くない!?
「激辛な食べ物を食べて、舌がヒーヒー痛くてたまらない!」という時に一体どうしたら良いかを見つけ出すための実験をしてみました。
激辛食べ物の多くに、辛いというより痛みすら感じさせるカプサイシンが入っています。口の中や舌の表面にあるバニロイド受容体(カプサイシン受容体)が、カプサイシンに触れて感じる「ほとんど痛みとイコールな感覚」が、「辛さ」です。
バニロイド受容体は、カプサイシンのような物質だけでなく、熱いものを痛みとして感じさせる受容体でもあります。熱さを痛みに変換するし、冷たければ痛みを生じさせにくい働きを持っています。だから、「熱い」と「辛い」がANDで重ね合わさった食べ物は、激痛レベルの痛みを感じさせます。
ということは、激辛な物を食した時は、冷えた液体などで口内を冷やすと良いわけです。だから、激辛カレーを食べた時は、熱いお湯より冷たい水の方が辛さを感じなくて良いことになります。そして、さらに言うなら、カプサイシンは水にはほとんど溶けないけれどアルコールには溶けやすいので、キンキンに冷やしたアルコール飲料を飲んで、舌や口の中を冷やすと同時に、カプサイシンをアルコールに溶かし込み舌や口の中から取り除く…のが効果的に違いありません。
というわけで、100円ショップのローソン100で、帰ってきた「(2003年誕生当時のウマ辛さ!)暴君ハバネロ」とアルコール25パーセントの焼酎160円ナリを買い、キンキンに冷やした水とアルコール度25パーセントの焼酎のどちらが、暴君ハバネロの激辛痛みを和らげるかを調べて見ました。
…その結果は、氷キンキンの冷え冷え焼酎は、冷水より遙かに暴君ハバネロの痛みを取り除いてくれる、というものでした。冷え冷え高濃度アルコールは、バニロイド受容体の反応を鈍くすると同時に、カプサイシンを舌の上から運び去り、辛さをほとんど感じさせない「激辛痛みの救世主」のようです。…ただ、ただし、それと同時に「世界がグルグル回る」という副作用ももたらすようで、この結果が果たして正しいのか・正しくないのか、よくわからないまま、とりあえず(STAP論文ならぬ)記事を書いてみる今日この頃です。